『うどんの女』発売記念 えすとえむインタビュー!
うどんにエロさを感じる新感覚ラブコメディとして、発売するや話題騒然。そんなえむ先生にインタビューさせていただきました!もはや毎年恒例となりつつある、夏のスペイン旅行中の思い出もお送りします☆
(※この記事は2011年10月に公開されたものです。)


書店用POP
●『うどんの女』について●
編集部(以下、編):このたびは「うどんの女」発売おめでとうございます。この作品は、読切り「94円」が好評で連載化したものでしたが、「94円」をお描きになったきっかけは何でしたか?

「94円」扉
えすとえむ(以下、えむ):ありがとうございます。読切り掲載時はまさかあれが1冊の単行本になるとは思いませんでした。大学時代の学食のうどんが異常に安かったので、それを軸に作品を描けないかなーと思っていたのがきっかけです、多分。
編:登場人物は村田チカ、木野くん、田中先生とほぼ3人で物語が進んでいきますが、誰がお気に入りでしたか?また、そのワケは?
えむ:田中先生です。描きやすかったので。

田中先生
編:ご自身が学食のうどん係をされることがあったら、どんな「うどんの女」になると思われますか?
えむ:休憩時間に何うどんを食べようか、ずっと考えてると思います。

“うどんの女”こと、村田チカ
編:コミックスでは「その後」が描かれていますが、先生からチカ&木野に一言伝えるなら何と言ってあげたいですか?
えむ:たまには蕎麦も食べてね。
編:(笑)
●大学での講師について●
編:2011年4月から大学の漫画学科で授業を持たれていますが、前期を終えていかがでしたか?
えむ:執筆との両立が厳しかったですが、学生たちの向学心に刺激をもらうこともでき、楽しかったです。
●旅行について●
編:現在スペイン周辺に取材に行かれている先生ですが、旅は順調ですか?
えむ:順調だと思います、一応。予定通りにならないことも旅の面白さなので。
編:おすすめの訪問スポットを教えてください。
えむ:マドリッドのMuseo de Ceraという蝋人形博物館。突っ込みどこがありすぎてものすごく体力を消耗します。冗談のわかるお友達と是非。


リアル!! 有名サッカー選手の蝋人形。
編:是非、行ってみたいです。ちなみに旅先で食べたおいしかった料理はなんですか?
えむ:バエサという小さな街で食べたロモ(豚の背肉)と卵とイモの料理がすごくおいしかったです。

編:おいしそうですね!では、今年の旅で何か面白いことはありましたか?
えむ:闘牛場の前で会ったおじさんに気に入られ、ひたすらお酒を奢られました。あとは闘牛士おっかけのおばさんたちとタクシー乗り合わせたり。闘牛日程を間違えて遠い街まで行ってしまったり。
編:それも旅の醍醐味!!お忙しいところありがとうございました。残りの日程も楽しんで下さい!スペイン旅行でたっぷりの充電を終えたえむさんは、バリバリ原稿を描いてらっしゃいます!「うどんの女」と共に、冠婚葬祭作品集「このたびは」もよろしくお願いいたします!
(取材:2011年9月某日)
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『うどんの女』
年齢のわりにはなかなかいいラインを保っている――
と鏡を見て自己評価する食堂のおばちゃん(?)村田チカと美大生・木野はお互いが気になる存在。 きっかけが掴めないふたりに、チカの元ダンナで講師の田中まで絡んで来て…。
35歳バツイチ女×21歳草食美大生の真剣恋愛! 描きおろし後日談収録。

『うどんの女』(B6判)
カバーはうどんの波にのまれる〝うどん村田〟と木野くん。カバー裏の折り返しには、2人の間に割ってはいる〝あの男〟が。
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